つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッド

つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッド

1 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 22:22:17 dqLspwUp

基本的に嘘を書いてはいけません

真実に基づいて褒めましょう。ベタボメ推奨。

どんな小説でもひとつくらいは褒めるところがある!と信じて。

6 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 23:04:31 DyOZ0Yvg

ほんとに立てたのか。軽い気持で賛同してしまったので支援

『ひかりのまち』長谷川昌史電撃文庫

超ハイレベルだった第11回電撃大賞のグランプリを、あの伝説の足長SF『ルカ』と競り合って

惜敗したファンタジーあとがき小説。審査員評、ほとんどの書評、帯の壁井ユカコなどが

異口同音に前半のみを誉め、後半に関して口をつぐむのは、もちろんそこに超絶なサプライズ

待ち受けているからだ。伏線なしでのオーバーテクノロジー(つうか変な魔法)登場や、

ボス格のキャラが十数ページに渡るモノローグで話の種明かしをしてくれるなど、凡百の作家には

とても怖くて真似できない斬新な手法が満載。

しかも、真に恐るべきは、300ページ弱に及ぶその物語はすべて「序文」に過ぎないということだ。

本編はわずか3ページ、そこには作者の真意が凝縮されており、必見(立ち読みでもいいから)。

発売直後のスレの伸び方でもその破壊力はうかがえる。ちなみに2006年1月現在、電撃第11期の

作家で2スレ目以降に突入しているのはこの長谷川と、双璧とも言える御影だけである。

2巻目以降はあまりの衝撃にスレでも話題が出ず過疎ってしまうほど。

あとセックルも毎回あるよ。



7 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 23:18:23 824+1waV

>>6

そういう話だったのか……すげぇ立ち読みしたくなったよw


8 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 23:34:01 LUYtIJiP

>>6

うわぁ…

本スレ見てもいまいち分からんかったことが凝縮されてるなw

とりあえず本編をみて爾来確定したが、ブクオフにでも行って読んでこよう


9 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 23:38:38 JUAk1m3o

>>6

いきなり凄いのが来ました


10 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/25(水) 23:42:41 XgvWPzZt

>>6

そんなに褒めると読みたくなるじゃないかw



11 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 00:10:09 1mTlpx8P

もいっちょいっとこう。

ソリッドファイター古橋秀之電撃文庫

自他共に認める「もっと売れて欲しいライトノベル作家」の頂点に君臨する鬼才・古橋の、

デビュー第三作。バーチャファイターをモデルとしたアーケードゲームを通じて描かれる

高校生の戦いと青春の物語。眼鏡で出っ歯で冴えない主人公、巨乳もかすむ筋肉女教師、

会社のデバッグルームで寝泊まりするゲームデザイナーのおっさん、茶髪ロンゲの不良など

キャラに華も色気もありすぎてだれに萌えていいのかわからないくらい。ちなみに学園の

アイドルなる美少女も登場するが1ページだけで忘れ去られるという絶妙のフラグ立て

イラストも革新的で、電撃黎明期の作品にしてすでに150年くらい後の萌えトレンドを

先取りしてしまったため爆発的な売り上げに拍車をかけた。

さらに特筆すべきはこの作品が三部作の第一巻として書かれたということであり、物語は

少年の夢と未回収伏線を胸一杯に詰め込んで進展ゼロで終わっている。しかも第二巻、

第三巻はすでに原稿があがっていたものの、あまりのヒットぶりに書店での混乱を危惧した

電撃編集部の判断によってお蔵入りとなってしまったとの噂。。現在でも、ソリッド二巻三巻を

読めるなら死んでもいいという古橋信者は多い。

非常に人気のある作品のために品薄で、新刊はもちろん古書店でもめったに見かけない。

書いてて泣けてきた


12 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 01:15:22 VLhzA3Ge

すげぇなwww

爆発的な売り上げワロスwwwwwwwwww


13 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 01:53:02 gTiPoSu7

>>6

>>11の紹介が神すぎて書けない件について


14 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 02:01:29 KjudOqi3

>>6 >>11の中の人に感嘆するスレになりました


33 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 13:03:47 q3DpkMeh

陰陽師は式神を使わない  陰陽道馬神流初伝・入門篇』 藤原京 集英社SD文庫 (昨日発売

陰陽師――先年のブームで消費しつくされ、いささか通俗に堕した感もあるが、

フィクションの世界ではすでに1ジャンルを形成した題材だ。

藤原はあえて今、この題材に挑んだ。

それは流行への乗り遅れなどでは断じてなく、機の熟成を待ったがゆえの必然であった。

作中で開陳される陰陽道の知識の数々は、著者が10年を費やして練り上げただけあって、

圧巻の一言である。

フィクションの虚飾を廃し、エンターテイメントの幻想を切り捨てた

その内側に見えてきたのは、陰陽道という名の理念だった。

本作のストーリーを要約するのは難しくない。

陰陽師の末裔である主人公が、陰陽道に興味をもったヒロインにレクチャーする。

……これだけである。

ライトノベルというパッケージングから想起される超常的な事件どころか、

小説としての起伏さえも完全に廃してみせた潔さは他に類を見ない。

本作のキモはストーリーやキャラクターなどといった表層にではなく、

作中で語られる薀蓄にこそあるのだ。

いや、薀蓄という言葉は相応しくない。

作中の言を借りるなら、陰陽道とは哲学なのである。

陰陽道という哲学を、主人公とヒロインの対話という形で鮮やかに描き出した本作は、

21世紀の東洋で編まれた、『ソクラテス対話編』の正統なる後継に他ならない。

想像して欲しい。

殺人事件などおきず、古書店主の妖怪談義だけで一冊終わってしまう京極堂シリーズを。

聖杯戦争など始まらず、遠坂の魔術講座に終始するFate/stay nightを。

心震えはしないだろうか――?

本作、『陰陽師は式神を使わない~』は、その願いを完璧に体現した一冊だ。

SDスレの反応

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1135515254/292-


34 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 13:09:16 xN02tM/m

ハゲワラwww


35 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 13:25:55 tuX3QplF

>33

やべぇ、めっちゃ読みたくなったwww GJ!

37 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 14:21:16 WAatX/w7

『ロクメンダイス、』中村九郎富士見ミステリー文庫

第四回富士見ヤングミステリー大賞最終選考作であり、

第三回スーパーダッシュ小説新人賞最終選考作「黒白キューピッド」と共に

二レーベルから同時デビューした鬼才、中村九郎入魂の一作。

登場人物たちはまるでクスリでもキメているかのような謎めいた会話を披露し、

主人公の同居人たちは本人も含む六人全員が精神病患者という、市民団体なにそれの斬新設定。

溢れる言語センス、ネーミングセンスは他の追随と共に読者の理解すらも許さず、

ミステリー文庫でありながら「L・O・V・E!」を標榜する富士ミス作品の中にあって、

ミステリー、「L・O・V・E!」の枠を全力でぶち破って彼方まで駆けていく筆力はまさに圧巻。

読者はその筆に踊らされ、一行前に読んでいた文章が何であったかも思い出せない世界へと

引きずり込まれる。勿論、そのセンスは本文、あとがき、インタビューなど場所を選ばず縦横無尽に炸裂し、

左脳だけで書かれたと思しき難解な文章が暴れ狂う。デビュー以後いまだ沈黙を続けているのは、

強烈なパンチを放つタイミングを待っているのかキャンパスにキスしているのか、常人には計り知れない。





38 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 14:51:02 4RKkaFKy

>>6

取ってつけたような最後の行に特にワロタ

>>33

元ネタもさる事ながら、あんたの文章力がGJだなw

40 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 18:34:21 nBEfAa6V

『僕らはどこにも開かない』御影瑛路

2005年、衝撃的なアナウンスが電撃文庫よりなされた。

――この新人の作品にはイラストが付いていない。

作者である御影瑛路は、自作についてこう述べた。

――あまりにも問題作。

猛者どもは期待に胸を躍らせた。いったい如何ほどに過激な作品なのだろう。

そして発売日。

店頭に並べられた作品は――「問題作ではなかった」。

なんという発想! まさにコペルニクス的大転回! ゼノンの如き矛盾を内包した小宇宙

「問題作ではないことが問題作」!!

自然と、御影スレの住人たちは語尾に「御影」の二文字を付けていた。

誰かが強制したことではない。

作品に対する純粋な敬意が、彼らをその行為へと駆り立てたのだ。

――『御影瑛路』の名が伝説となった瞬間だった。


41 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 18:51:40 CqC2CJbM

>>40

すげーな!!! 読みたくなるのがワロス


43 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 19:33:42 PWaYpcEg

そろそろ飾られた記号の出番か?w

45 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 19:48:25 nBEfAa6V

『飾られた記号 The Last Object』佐竹彬

この作品は殺人事件を扱ったミステリ物であるが、そのテーマは「殺人の否定」である。

某ミステリ作家のパクリとしか思えない物語。

某ミステリ作家のパクリとしか思えない文体。

某ミステリ作家のパクリとしか思えない人物。

この作品に主体性は無い。

例外なく、読者は思うだろう。

「ああ、空虚だなぁ」――と。

それこそが作者の狙いなのだ。

まさしく、殺人の空しさを世に訴える名作である。

46 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 20:16:13 XRx+dL6N

『超妹大戦シスマゲドン (1) 』古橋 秀之・ファミ通文庫

「同級生2」の唯ちゃんを起源とし(自説)、「シスタープリンセス」、「美少女楽園 妹と少女たち」と

脈々と受け継がれてきた一子相伝の妹萌えを満を持して鬼才・古橋が継承。

 「妹」というエッセンスを極限まで抽出し、それ以外のものを一切省くと言う大胆な手法。

それはまるで人工調味料どんぶり山盛りを「今流行りの添加物無しの素材のまま」とテーブルに出されるがごとく。

醤油を料理として出されて、味付けに醤油を掛けるがごとく。

 その圧倒的な妹力の前には、黒幕の思わせぶるな複線も「どうでもいいや」と思わせてしまうほどの威力を誇っている。




すまん俺ではこれが限界 orz


47 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 22:09:15 ttUnucdS

充分に理解したw

海原雄山に読ませたいラノベだな

49 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 22:25:27 CUZCTjZO

『バイトでウィザード』 椎野美由貴 スニーカー文庫

リアル妹や姉を持っている方はライトノベルに登場する妹キャラに

こう感じて萎えたことがありませんか

「こんな姉妹いねーよ!」

まさしくそんなあなたのためにこの作品の妹は存在します。


俺もこれが限界orz


50 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:17:33 kRZWbnoc

ここは実に購買意欲をそそるスレですね

51 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:20:06 kRbFYqXa

リアル鬼ごっこ


この作品は純文学と言っても過言ではないだろう。

読者を退屈させないテクニックは鬼才と言わざるをえない。

伏線無しの奇抜なアイデアを際限なく繰り出し、様々な既存作品を連想させ、

また、それを打ち消すかのようにパク…いや、アイデアをさらに生かす文章技術は圧巻の一言である。

この作品を読むことでわき上がってくる既読作品の思い出は物語が進むにつれ、

懐かしい世界へと誘ってくれる。また、分けもわからずに始まった逃走劇は、

分けもわからず終盤へ向かい、分けのわからない終焉を遂げるが、何か感じるものがある。…カナア?

巻き起こったブームにも、この本は冷静に終焉を遂げさせた。

立つ鳥後を濁さず…この言葉は、まさにこの本にささげたい。

期待を胸にこの本を手に取った読者に、この本はある意味十二分に答えてくれたと言えよう。

52 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:30:14 Xls+bW1E

『想刻のペンデュラム』 鳥生浩司 電撃文庫

電撃文庫は惜しくも賞を逃した投稿作品を幾つも世に送り出してきたが、これも

そのうちの一つである。だがしかし通常は最終選考通過作品が通例であり、

二次選考を通過しただけの小説が出版される事は稀であると言っていい。

にも関わらずこの小説が日の目を見たのはあまりに斬新過ぎる設定、数々の魅力的なキーワードで

下読みのハートをがっちりゲットしたからだ。

唯一神リリスエヴァ。サタナエル。サリエル。カドゥケウス。精霊。カバラ。武御雷。ヤタガラス。怒りの日、ジブリール──

こういった複数の世界観を一冊に凝縮するその力量は並大抵のものではない。次々に繰り出される

素敵ワードは読む者の脳髄に強烈な衝撃と陶酔感をもたらす。

さらに登場人物のほとんどは大陸の西に栄えた古代の超王国──ソロモン王やダビデの末裔であり、

当時の秘儀をめぐって戦うという余人の想像を絶する設定。そう、作者はユダヤ人団体など

これっぽっちも恐れはしないのだ。

だがしかし、鳥生浩司の挑戦心は止まらない。

なんとメインヒロインは主人公の実の妹。しかも一度死んで別人として蘇ってくるという

ソフ倫やPTA対策も万全な展開。なぜか表紙はサブヒロイン二人が独占しているのだが、

それは謙虚さゆえに違いあるまい。絵描きに嫌われたなんて事は決してない。

あまりの破壊力ゆえ電撃スレで「ペンデュラムでも読んでアタマをほぐせ」との

名言まで生み出したこの作品、読まずにいるのは人生の損失と言っても過言ではない。

さあ、これを読んだら書店にGOだ! 


53 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:32:29 f5vwfm2t

陰陽師~」(絵が好みだったらって条件付くけど)購入決定。

このスレに限らず感想書き込んで下さった皆様ありがとうございます。

実用書とかそんな積りでいれば良いんだよね?

そう云うものを期待してれば良いと。

文章力は高いみたいだし、結構普通に期待してる自分がいる。

…まあ予備知識無しに読んだら呆然とする代物ではありそうだがw

「飾られた記号」もちょっと興味が…w立ち読みしてみよっと。


54 名前:52 投稿日:2006/01/26(木) 23:34:06 Xls+bW1E

ちなみにこの作者のあとがきと著者略歴、メチャクチャ面白い。転載しようかと思ったが

武士の情けでやめておく。でも白のジャケットと黒のベレー帽? というファッションセンスと

「好きな女性の前ではいまだに頭が白くなる」とか書くのはどうかと思う。

二巻は買ってないが欲しくてたまらん。品切れなのが悔やまれる。


55 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:36:13 /aMISBEQ

>54

ペンデュラムはあとがき読んで満ち足りた気分になってしまったので未だに本編読んでない俺ガイル


56 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:43:27 Rmb+yESs

憐Ren 刻のナイフと空色のミライ

第9回スニーカー大賞<奨励賞>受賞作。

奨励賞と言うとオマケで出版してやるよといういかにも地雷臭を漂わせる一作であるが

新人の作品を読みまくってきた連中は知っているはずだ。奨励賞とは既存の賞を与えられないほどに

斬新で先鋭的な一作こそが受賞するにふさわしい賞だと。

この「憐Ren 刻のナイフと空色のミライ」もタイトルどおりナイフのような鋭さで読者をぶった切る蝶・設定を持っている。

当初読者はこの作品をただの青春恋愛ドラマだと思うだろう。しかし巧妙に隠された異常性が発覚し

ヒロインの正体と彼女の出身が判明した時、あまりの衝撃に読者はもはや呆然とするしかないだろう。

青春恋愛とハードSFという一見水と油のようなジャンルを巧みに混ぜ合わせ、一種殺伐とした雰囲気を漂わせるが

ラストは晴れやかにハッピーエンドで終わらせるという、実に読者の心情を考慮された一作だ。


57 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:45:14 wDjGDB+L

ペンデュラムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

>>53

どちらかと言うとSDスレで詳細は聞いた方がいいな。


58 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 23:57:19 f5vwfm2t

>57

うん、そっちも作者スレも見て来たから大丈夫(何が?)。

まあ後書きは気になるけどねw

ご丁寧にどうもありがとう。

59 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 00:07:43 ZpnM6VgJ

『ホーンテッド!』(平坂読 MF文庫J

第0回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>受賞という、

レーベル初期の柱となった名作である。

一巻ではヒロインをプロローグで殺害し、そして死後数ページで復活させるという離れ業を披露。

『ゴースト』という存在の謎を問い掛け、次巻へと続いた。

二巻では淫乱バスガイドが、わずかな出番で読む者全ての心を掴む大活躍。

新規女性キャラ参入はテコ入れとしては平凡だが、このキャラ立ての裏には

ライトノベルの限界へと近づこうとしている平坂読の大胆不敵さが読み取れる。

三巻。前半はバトルアクション小説としての新たな文章表現を提示し、

後半部では零細牧場での競走馬の出産と、それに伴う牧場主の夫婦の苦悩が描かれる。

ページを大量につぎ込んだその一晩の描写は、『社会派小説』ならぬ『牧場派小説』という

新たなジャンルの可能性を読者に見せてくれた。

主人公一行が牧場の現実に受けた衝撃は大きく、読者達もまた強烈な衝撃を受けることとなった。

そして四巻。とある殺人事件に主人公達が巻き込まれる様を約240ページで描き、

残り20ページ足らずでシリーズの根底に在った『ゴースト』現象についての謎、その解説を

とあるキャラが 全 部 ま と め てぶ っ ち ゃ け る 構成は、もはや神としか呼び様が無い。

この四巻の後書きは非常にシンプルで、シリーズが完結することと、

関係各所、そして読者への謝辞のみが書かれている。

平坂読先生の次回作にご期待下さい。』

この一文を読んだ時、涙しない人はいないのでは、と私は思う。


60 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 00:24:15 0ZGWL0Ay

>59

>後半部では零細牧場での競走馬の出産と、それに伴う牧場主の夫婦の苦悩が描かれる。

これが本当なら即購入しようと思うんだが、本当なの?


61 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 00:32:03 YwcjU+Lg

平坂スレでは評価がどん底だが、本当だ

62 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 00:35:29 UveuyezO

神曲奏界ポリフォニカ - ウェイワード・クリムゾン』 榊一郎 GA文庫

遂に、あのソフトバンクライトノベル界に殴り込みを掛けた!!

GA文庫の栄えある第一弾はライトノベル界の超売れっ子、榊一郎による音楽ファンタジーだ。

この作品の主人公、タタラ・フォロンは新米の神曲楽士。

神曲楽士とは 「神曲」 と呼ばれる音楽を奏でることにより、精霊の力を借りて、

迷子の子猫探しや害虫駆除など、幅広く顧客のニーズに応えるスペシャリストだ。

そんな彼に初仕事が舞い込んだ。張り切るフォロンだが、仕事は思いも寄らぬ方向に転がって……

何と言っても、この作品の白眉は 「神曲」 の類い稀なる美しい描写の数々である。

何しろ精霊も聴き惚れ、力を貸してくれる程の 「神曲」 である。その素晴らしさも想像出来よう。

その一端を紹介して拙文を締め括らせて戴こう。

『ヴぁヴぁヴぁっヴぁっうぁっ!』

『るううううううううううううううううううううううううううううううううヴぁっ!』

『こるル。 かルる。 るル。 きあン。 くあン。 …………』

『カッ! カカカ!。 コカッ! コカカ! カカカカカ! コカカカカッ! カッ! コカカッ!』

私は戦慄のあまりページをめくる手も震えた。


63 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 00:36:17 iOq2pMaS

それだけだといつもの榊じゃんって気がする


67 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 01:14:20 BipIBeue

『A君(17)の戦争』 佐t…豪屋大介 富士見ファンタジア文庫

戦争をリアルに一切の虚飾無くそれをライトノベルレーベルで発表した問題作。

一人の少年が異世界で美少女に囲まれて戦争を指揮するという「いかにも」な

ストーリーではあるが、それを真っ正直に書き出すところに佐t…豪屋の真骨頂がある。

特筆すべきは佐t…豪屋の戦史・戦略・戦術における怒涛のごとき薀蓄の数々。

また、いわゆる熱心な軍事ファンへの細やかな気遣い。

ファンのネットでの反応、批評家に対する丁寧な、それでいて内に秘めた情熱

溢れる文章は、とても20代の作家のそれとは思えない。

もちろん、ネトウヨと言われた事を後書きで愚痴るなどとといった、はしたない

佐t…豪屋など存在していようはずもない。

佐t…豪屋の老成し落ち着いた作風は今日のライトノベル界の手本であると言えよう。

私は自信をもってこの本を諸君に推薦するものである(四巻以外は)。


68 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 03:10:20 NBeONOnB

>>62

…内容はいいんだよな?歌がヤバいだけだよな?


69 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 03:32:20 tZv5T9XB

マジレスすると、神曲の黒魔法だか呪術だかの用アレンジ版だから。

あの表記自体は、まあ、そんなもの。

問題は協力的で最強の精霊ヒロインついてて見習いって設定。


71 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 04:01:15 t7vTDAHh

ちーちゃんは悠久の向こう日日日 新風舎文庫

新人賞五重受賞の早熟の天才、日日日(あきら)。

彼の代表作がこの『ちーちゃんは悠久の向こう』である。

この本のあとがきを簡単にまとめてみよう。

「現代の人間は弁当箱の中の飯粒だ。

 彼らは努力しなかったので、『受験戦争』や『就職』に食われてしまった。

 もちろん、飯粒は飯粒なりにべとべとしていればいい。

 少しでも美味しく食われるように努力して死んでいければそれでいい。

 ぼんやりと食われるのが飯粒の幸せなのだ。

 けれど、俺はすごく努力したので、弁当箱の中から飛び出すことに成功した。

 外の世界で何か『すごいこと』をやってやるつもりだ。

 ゾクラッド様に愛を込めて」

どうだろう、文章からほとばしる圧倒的な才能!

17歳の少年がこれを書いたのだと聞けば、誰もが驚くだろう。

彼に比べれば、自分たちが本当に飯粒のような存在に思えてくるはずだ。

まさしく、これからのライトノベル界を背負って立つ若き天才といえるだろう。


72 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 04:21:20 lIV0yx7V

>>71

ちょっwwwww内容に全く触れてねーーーーwwwww

73 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 05:54:57 HdpbezRt

笑わせて貰ったついでに俺も書こう。

『新フォーチュン・クエスト深沢美潮 電撃文庫

言わずと知れた人気作。電撃文庫の売筋看板作品。

この作品の魅力は何と言っても個性的なキャラクター達だろう。

よく読まないと性格が矛盾している事に気づけないという驚くべき仕掛けが施されている。

ライトノベルはあまり丹念に読まれないという点を見事に衝いた斬新な手口と言えよう。

最新刊の11巻ではクレイの婚約者が病に倒れ余命一ヶ月という中々ハードな展開にもなっている。

「あれ? たしか旧作の5、6巻で死者を復活させる復活屋が出て来なかったっけ?」

「シロちゃん(ホワイトドラゴン)の血ってたしか一時的にとはいえ病気にも効くんじゃなかったっけ?(新一巻)」

という思いが頭を一瞬かすめるだろうが、それは君の記憶違いだ。ほら、旧作5、6巻を読んで見たまえ。

復活屋なる存在なんてどこにも――どこ、にも……。

……。

この作品のもう一つの魅力は何と言っても文体だ。十代半ばの少女を見事に描き切っている。

一人称で書いている筈なのに例えば、

「その後、マリーナの身にある重大事件が起こってしまうのだが……、それはまだ先の話である(新十巻)」

みたいな文章があったりする点もこれまでの小説概念をくつがえすものだと言える。

そう、この作品において語り口は常に作者-主人公の間を行ったり来たりするのだ(一人称なのに)。

さすがは深沢先生、十五年以上も書いているベテランの面目躍如と言ったところだろう。

決して下手くそだから、こう書いているわけではなく、

もちろんこの作者が小説の技術的な巧拙に関してひたすら無関心だからでもない。

これは娯楽小説の皮を被った壮大な実験小説なのである。

普通の面白い作品に飽いた人々はぜひ一度手に取って頂きたい。圧巻である。


74 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 06:06:11 95jdRtLH

>>73

一次落ち常連のワナビの怨念みたいな文章だなw


80 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 09:47:21 KizmapMq

>>42に言いたい。

本当に既刊全部読んだ上での感想なのかと!

二階の妖怪王女のすばらしさは2巻、3巻と読み続けていく内庭狩る。

一巻はあくまでもプロローグに過ぎず、あまりにも壮大なスケールの世界の一端を現してるに過ぎない。

前作の風呂小説のように、--この板でも度々論議されるような記号間溢れる--ヒロインとイチャイチャするだけのラノベならではの小説から一転、

表題になるほどのヒロインといえどもタダの小間使い戦闘要員というハードな妖怪大戦争になる。

たしかに、電撃ならではのハーレム小説にしか興味ない場合は、この内容についていけないかも知れない。

そして2巻。

突如現れる真のヒロインと、和やかな生活の下でうごめく黒い影。

3巻ではついに、日本以外では発売不可能なまでに、ダークでオカルティックな争いになる。

エヴァンゲリオンは、その宗教的な内容とインモラルな内容のため米国での放映時間は一作当たり約15分にカットされて意味が全く分からないものになったと言うが、この小説は、まず欧米では発売不可能という危険な記号が溢れているだ。

しかも、作者の趣味を反映してクラシックカメラの蘊蓄が満載で、その手の趣味の人なら思わず突っ込みを入れたくなると言う目が離せない内容である。


81 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 11:54:25 KJ6ktp7B

ハノン~君の目指す明日へ~』(織田兄第・GA文庫)

ベテラン・織田兄第の最新作は、珠玉のボーイ・ミーツ・ガールである。

正体不明のヒロイン・渡瀬羽音と、人と関わるのが苦手な主人公が少しずつ惹かれ合っていく

過程の中に張られた謎と伏線、次の展開の予感が、物語へと読者を引き込んでいく。

そして中盤、この物語のギミックが突然明かされたその瞬間、日常的な描写の数々に込められた

意味が明らかになり、読者の心を打つ。とりわけ、ヒロインが肉じゃがを作るシーンは実に秀逸だ。

物語自体は王道的な設定と展開だが、それゆえに、美しく切ないラストシーンが深く心に残る。

最後までヒロインを見守り続けた彼女の想いに涙することは、決して恥ずべきことではないだろう。


82 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 13:36:42 xIguNGvi

たとえば『バキ』のような格闘マンガを読んで感じたことはないだろうか。

「こいつらが単に人を殺すだけでチャチなミステリーを超えてないか?」と。

その疑問に真っ向から挑んだのが深見真の壊拳ことブロークン・フィストである。

記念すべき第1弾は『戦う少女と残酷な少年』。第1回ヤングミステリー大賞受賞作だ。

賞名に掛かる「ヤング」の意味からして謎めいているが、本編の謎めきには及ばない。

被害者も容疑者も探偵役も全員格闘術を嗜んでいるという秀逸な設定をもとに、

「達人が極めた技は巧妙なトリックをも用意に凌駕しうる」と証明するために

殺人という極端な方法、密室という極端なシチュエーションで超理論を展開する。

通常の論理しか受け付けない推理小説読者なら一発で頭がおかしくなること請け合いだ。

また、「キャラがみんな格闘家」という設定は結末にも活きてくる。

真相がバレたことで開き直ってアンチェイン・モードに突入する犯人と

探偵役とのガチンコ対決……何の不自然もない、スムーズな帰結だ。

「取り押さえるために」という名目で私闘&私刑を実行できるのだから、

単なるアクション小説として読んでも充分な緊迫感と爽快感が得られる。

謎のトラウマや謎の殺人拳も絡んできて残虐行為手当を貰い放題である。

穿った見方をすれば「ドーピングコンソメスープ」や「ホトトギスでーす…」の先駆とも言えよう。

筆者の友人であるシャーロキアンも「これはバリツを超えたね、違う意味で」と絶賛。

シャーロック・ホームズが駆使した謎の武術なんてメじゃない壊拳の威力は

あなたも是非味わってみてはいかがだろうか。2、3巻は比較的おとなしいが同じノリである。


83 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 13:42:35 c/k9GXfb

従兄弟スレ

原点[PCゲーム誹謗中傷スレツド]回帰

http://game10.2ch.net/test/read.cgi/game/1116029503/l50



84 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 15:44:57 T7XsfraP

ユメ視る猫について書いてやろうかと思ったがオビの文で十分だと思ったのでやめた。


85 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 16:06:24 ucFOi7Ly

>>82

深見ktkr



89 名前:テレフォンショッピング……か? 投稿日:2006/01/27(金) 18:25:38 PWCLdDZ0

お姉さん──こんにちは皆さん! お元気ですか? 2chネットショッピングへようこそ! さあマリリン、挨拶して!

マリリン──こんにちはー! みんなは今日もヒッキー?

お姉さん──人形のくせに生意気よマリリン。さて、今日皆さんに見ていただく商品はこちら! 電撃文庫『ストレンジ・ロジック』!

マリリン──うわ────! …………何コレ?

お姉さん──何コレとか言っては駄目よ! 生活がかかってるの! さあこのストレンジロジック、

      第10回電撃大賞で二次選考を通過したという優れものよ。硬派なストーリーとソリッドな文章、

      絶妙な心理描写とあっと驚くような展開で読者の心を鷲?み。まさに

      自信を持ってオススメできる一品です。

マリリン──凄いや! 電撃で二次を通過するなんてあのペンネームCと互角だね! それじゃきっと──

お姉さん──……きっと?

マリリン──ひっ! き、きっと面白いに違いないよ! そうですよね!?

お姉さん──そうよ。これはとても面白いのよ。どこがどうって言えないけど……面白いのよ。

      特に次回予告なんかもう最高。

マリリン──でもこの途中で出てくる鬼とか妹とか、全然ストーリー上意味ないんだけど?

お姉さん──仕様です。主人公、お姉さんに膝枕されてるから目をつぶりなさい。

マリリン──サブヒロインの一人、22歳のくせして高校生やってるんだけど?

お姉さん──仕様です。主人公、お姉さんにマウントポジションされてるから許しなさい。

マリリン──紅赤朱とか言ってるし、最強必殺技の名が『大切断』だとか敵組織の名前が《学院》とかなんですけど?

      それから全体的に厨臭いって言うか、これってなんか月──

お姉さん──うるさい。黙れ。

マリリン──ひいっ!

お姉さん──さて、そんな『ストレンジ・ロジック』。今なら570円+消費税であなたの元に!

      ご注文はこちら、http://www.bk1.co.jp/product/2470465まで!

      それでは皆さん、また来週!

マリリン──まーた来週ー。……けっ。みんな死んじまえ。

      ゴキリ。と人形の首をヘシ折って番組終了。


90 名前:89 投稿日:2006/01/27(金) 18:27:08 PWCLdDZ0

ごめん。改行ずれた。なんか変だけどちょっと酔っ払ってるからマジ勘弁


91 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 19:37:13 ZonKGhtS

紅赤朱はあかんだろ……


92 名前:映画CM風に紹介 投稿日:2006/01/27(金) 20:42:25 79G91xuT

或る偉大な男を描いた作品

盛者必衰という言葉は、彼の前には無力

少年は、少女は、彼のカリスマに震撼する!

よくわかる現代魔法銀盤カレイドスコープを輩出したSD新人賞が送る、壮大歴史ロマン!

殿がくる!

全三巻、好評発売中!

君は、歴史の目撃者となる

93 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/01/27(金) 22:32:41 haFBzIBV

ハイスクール・オーラバスター若木未生

――作者はまだ、終わらせることをあきらめてはいない。

1989年、シリーズ始動。少女たちのベタな恋愛物が主流だった当時のコバルトで、「少年たちの熱すぎる友情とサイキックアクション」という新境地を切り開いた草分け的存在。

作者の熱意と情熱がおもむくままにシリーズは展開され、もはや彼らがどこに行こうとしているかは神のみぞ知るというジェットコースターストーリーを十五年以上の長期にわたって続けている。

その存在感たるや、すっかり元の恋愛路線に戻った現在のコバルトの中においてははすでに『くさや』。

往年の味わいを懐かしむ中高年が、童心に戻って購入していく光景をよく見かける。

かぐわしい内容も、酸味のきいた文体も、彼らにとってはみな青春の向こうのノスタルジア。

ビバ90年代。

あの頃みんな、エヴァンゲリオンが好きだったね――。

ハイスクール・オーラバスター。終わりなきクロニクル。未完の伝説がここにある!

――信じるしかないんだ。

――だって、信じることしかできないんだ。

――信じるってそういうことなんだ。

BY崎谷亮介




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